留学を活かせる資格~日本語教育能力検定~

こんにちは、ブログをご覧いただきどうもありがとうございます。

今回は、留学を活かせる資格・その3として、外国語検定と国家資格全国通訳案内士に続いて、留学で磨いた語学力を生かせるもう1つの語学系の資格・日本語教育能力検定をご紹介します。このブログをご覧いただいている皆さんの多くにとって、日本語は「外国語」ではなく、「母語」だと思います。そのため、留学中に現地で日本語を教える機会があった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?日本語のネイティブスピーカーとして、日本語で生活する分には不自由しなくても、私もそうでしたが日本語を教え始めたころは、急に難しいと感じられたのではないでしょうか?このような経験のある方は、日本語を教えることに興味を持つようになることもあるでしょう。日本語教育能力検定は、国家資格・全国通訳案内士と同様に、直接にお仕事につなげることができるのが魅力の資格です。

日本語教育能力検定

日本語教育能力試験については、既にご存じの方もいらっしゃるかと思います。こちらは、日本語教員(日本語教師)になることを目指す方やすでにその仕事についている方、かかわっている方のための試験です。どなたでも受験可能です。令和5年度(2023年度)の試験日は、10月22日(日)です。重要な変更点としては、原則オンライン出願となりました。上記のサイトから、試験問題例を確認することができます。

例えば、以下のような問題が出題されます。

文章中の下線部A「異文化トレーニング」に関する記述として最も適当なものを、次の1~4の中から、一つ選べ。

1 参加者それぞれの文化的背景を考慮して、プログラム内容を構築する。
2 体験型のトレーニングが中心で、講義形式の学習は行わない。
3 渡航前の準備として行うもので、滞在中や帰国後に行うことはない。
4 過去に異文化体験をしたことのある者は、トレーニングの対象外とする。

みなさんはどれを選ばれましたか?ちなみに、正答は1です。

平成28年度日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ問題9より一部抜粋

令和4年度(2022年度)は、10月23日(日)に実施され、7,076人の受験者中、2,182人が合格し、合格率は30.9%でした。

合格することのメリットとしては、
・日本語と日本語教育の知識があることを客観的に示すことができる。
多くの日本語学校で、採用条件の1つとなっている。
が挙げられます。

スクールの対面・オンライン講座で勉強することもできますが、過去問や問題集などたくさんの試験対策本が発売されています。また、YouTube等の無料の動画もたくさん見られますので、独学も可能だと思います。Google検索した結果、日本語教育能力検定、と検索すると独学のキーワードが次に出てきますので、多くの方が独学に関心を持っていることが分かります。ちなみに私は、費用を抑えて自分で好きな時間に勉強したいと考えましたので、通信講座を受講しつつ、問題集を買って対策氏、合格することができました。(今はその通信講座は受講できなくなってしまったようですのでご紹介できず残念です…)ただ、試験範囲が広い、と感じる方も多いと思いますので、年1回の試験に向けて、独学の場合は計画的に勉強していくことが大切です。

最近では、文化庁の「公認日本語教師」という形で、国家資格化することが検討されています。日本語教師を目指す方は、最新情報をチェックしてください。

参考文献:日本語教員試験

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